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死が消滅する社会 / 藤井 亮佑 (関西学院大学出版会) の書影

死が消滅する社会

藤井 亮佑 · 関西学院大学出版会

発売: 2025年2月20日 単行本 ジャンル: 社会学
内容紹介

近代化で死別や看取りはいかに変容したのか。遺品整理業へのフィールドワークからエスノグラフィーを描き出し、そこに死の個別化を見出す。補論で死のゲゼルシャフト化に抵抗する試みの紹介も。 序 文  図表一覧  第一章 死への社会学的アプローチ  一 無形の死   二 死と有形のモノ─死の意味づけ   三 死の近代的側面─モノと死の意味の変容   (1) 死の商品化・産業化   (2) 死の医療化   四 死の社会学の理論枠組みに向けて   (1) 死別研究批判   (2) 死と社会秩序  第二章 死の社会的処理の論理  一 モノの交換形式   (1) 等価交換   (2) 象徴交換   二 社会類型と死   (1) ゲマインシャフトは死者こそ砦   (2) 物象化─ゲゼルシャフトの交換原理   (3) 死のゲマインシャフト化/ゲゼルシャフト化   三 死別の悲哀   (1) 供犠の喪失   (2) 死別のアノミー  第三章 現代社会の死・家族・所有物  一 家族の現代的変容─単独世帯化   二 家族と所有物   (1) 家族と共有財産   (2) 私的所有からみる個人化─市場・法   三 所有物へのゲゼルシャフトの論理の浸透   四 生活空間からの死と死者の排除─遺品の意味の変容  第四章 遺品整理業のエスノグラフィー  一 遺品整理業の登場   (1) 死の産業化の拡大   (2) 最初の遺品整理業   (3) 資格化にみる遺品整理の均質化   二 遺品整理業の作業事例   (1) 遺品整理業B   (2) 遺品整理業C   (3) 孤独死と遺品整理業   (4) リユース事業にみる遺品   三 小括  第五章 死の個別化 ── 結語  一 議論の振り返り   二 贈与なき遺品   三 終活のメンタリティ   四 死の個別化  補 論 ゲゼルシャフトで死が見出されるとき ── ボルタンスキーの試み  一 消滅に抗する想起の力   二 ボルタンスキーによる虚構の死   三 神話作用への賭け  参考文献  あとがき  索引

編集部より
本書は、現代社会において「死」という概念がいかに変容し、見えにくくなっているかを考察した学術書です。著者の藤井亮佑氏は、医療技術の発達や死生観の変化により、かつて日常的に存在していた「死」が社会から消滅しつつある現象を分析します。関西学院大学出版会から刊行された本書は、死の社会学的意味や、死が不可視化されることで生じる諸問題について、学術的な視点から論じています。現代人の生と死に対する意識の変容を理解するための一冊として、研究者や関心を持つ読者に向けて提供されています。紙版のみの刊行で、価格は5,610円です。
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紙版
ISBN 9784862833853
¥5,610
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