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雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら / 東畑 開人 (KADOKAWA) の書影

雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

東畑 開人 · KADOKAWA

★ 4.26 / 5.00 (105件)

発売: 2024年9月2日 単行本 ジャンル: 臨床心理学・精神分析
内容紹介

ーー こころのケアははじめるものではなくて、はじまってしまうものである。 つまり、自主的に、計画的に、よく考えて契約書にサインしてから開始するものではなく、受け身的に、期せずして、否が応でも巻き込まれてしまうものです。 よく晴れた休日に散歩に出かけたら、突然大雨が降ってくるようなものです。 そういうとき、僕らは当初の予定を変更して、とにもかくにも雨宿りをできる場所を探したり、傘を買ったりしなければいけなくなります。 同じように、ある日突然、身近な人の具合が悪くなる。 子どもが学校に行けなくなる。パートナーが夜眠れなくなる。老いた親が離婚すると言い出す。部下が会社に来なくなる。あるいは、友人から「もう死んでしまいたい」と連絡が来る。 突如として、暗雲が立ち込める。 どうしてそうなったのか、なにをすればいいのか、これからどうなるのか、全然わからない。 でも、雨が降っていて、彼らのこころがびしょ濡れになっていることだけはわかります。 そのとき、あなたは急遽予定を変更せざるをえません。とにもかくにも、なんらかのこころのケアをはじめなくちゃいけなくなる。 傍にいるのがあなただったからです。その人があなたの大事な人であったからです。 ある日突然、あなたは身近な人に巻き込まれて、雨の中を一緒に歩むことになってしまう。 こういうことがどんな人の身の上にも起こります。 人生には、こころのケアがはじまってしまうときがある。 ですから、突然の雨に降られている方々に向けて、あるいは長雨の中で日々を過ごしておられる方々のために、心理学の授業をしてみようと思います。 雨が降ったら、傘を差すように、こころのケアがはじまったら、心理学が役に立つと思うからです。 ーー(まえがきより)

編集部より
臨床心理士として活動する東畑開人による心理学エッセイ。「こころのケア」が社会に広まった現代において、カウンセリングや心理療法の現場で起きていることを、実践者の視点から丁寧に綴る。タイトルの「雨の日」は、心が曇り、支えを必要とする日々を象徴している。心理支援を受ける側と提供する側、双方の心の動きや関係性について考察を深めながら、ケアの意味を問い直す一冊。KADOKAWA より紙版(1760円)で刊行されている。心理学に関心がある読者はもちろん、人と人との関わりについて考えたい人にも示唆に富む内容となっている。
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紙版
ISBN 9784041148877
¥1,760
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