新訂増補 子どもから大人への発達精神医学
本田 秀夫 · 金剛出版
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児童青年期の精神科臨床においては,クライエントの生活史,パーソナリティ,に加えて,「発達」の視点を盛り込むことが必須である。 本書は,これまで30年以上にわたって発達精神医学を臨床の主たる対象としてきた筆者の経験から生み出された臨床研究と実践的知見の集大成である。本書初版は多くの読者に好評を博したが,診断基準の改定に伴う専門用語・概念の変遷をふまえ,この度全編を大幅に改訂した。 本書は,一般向け入門書ではなく,「神経発達症」を学び,医療・福祉・教育等の領域で,プロの支援者を目指す人たちに真に役に立つ実践ガイドを目指している。今世紀初頭の精神医学における最大のトピックスの一つである「神経発達症」は,少なくとも人口の十数%はいると考えられ,さまざまな分野に強いインパクトを与えている。今回,乳幼児期から成人期までを縦断的に捉えた「発達精神医学」の視点から,DSM-5-TR,ICD-11での変更点も含めて神経発達症の基本的知識と現場における指針が示されている。発達障害に関わるすべての臨床現場に必携の一冊。 新訂版への序 初版のまえがき □第1部 発達精神医学の基礎 第1章「児童精神医学」から「発達精神医学」へ 第2章子どもの行動観察のポイント 第3章自閉症スペクトラム症の視点からみた精神疾患・精神障害の概念の再検討 --「パラレルワールド」の精神医学の必要性 第4章思春期の知的発達症・境界知能にみられる精神医学的問題 第5章自閉スペクトラムと統合失調症 第6章パーソナリティ形成とその異常に対する神経発達症の影響 第7章自閉スペクトラム症の行動特性から脳までの距離 □第2部 神経発達症の臨床研究 第8章自閉症におけるスペクトラム 第9章自閉スペクトラムのコミュニティケアと臨床研究 第10章早期の症候と経過から注意欠如・多動症(ADHD)の臨床的意義を考える 第11章アスペルガー症候群の影と光 第12章自閉スペクトラムが精神病理学および治療学に及ぼす影響 第13章併存障害を防ぎ得た自閉スペクトラム症成人例の臨床的特徴 第14章大人になった神経発達症 第15章成人期におけるASDの臨床 第16章自閉スペクトラム症の青年期ーー大学における男性例の支援を中心に □第3部 治療・支援 第17章発達精神医学における心理社会的治療の基本ーー「何とか療法」以前にやるべきこと 第18章神経発達症の乳幼児期における親支援ーー気づきから診断の告知まで 第19章「つなぎ」の視点からみた神経発達症の支援 第20章神経発達症と学校教育ーー精神科医は何ができるか? 第21章知的障害のための環境づくりーー「ユニバーサルデザイン」から「コンプリヘンシブ・デザイン」へ 第22章自閉スペクトラムのコミュニティケア考 第23章職場における大人のADHDの人との付き合い方 ーー周囲の理解と本人の能力活用のために 第24章成人例に対する神経発達症の説明 ーー主観と客観を総合した多軸的・階層的な視点から 第25章神経発達症児支援をめぐる課題と改革の方向性
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