伊豆の近代文学誌
勝呂奏 · 鼎書房
文豪たちのまなざしが見つめた、伊豆という風景 旅と文学の交差点ーー伊豆が導く物語の源泉 川端康成の『伊豆の踊子』に始まり、梶井基次郎、宇野千代、井上靖、大江健三郎、吉本ばななまでーー本書『伊豆の近代文学誌』は、近代日本文学を彩る作家たちが描いた“伊豆”を、多角的に読み解く試み。旅先の風景が心を癒し、個人の内面を照らす。その文学的瞬間に宿る「自己発見」や「郷愁」の軌跡を、時代と作品を横断して掘り下げていく。文学を通して土地の記憶をたどりたいすべての読者に捧げる、文学的探究の書。 1 川端康成 「伊豆の踊子」論ー〈伊豆〉からの視界 「春景色」先行作品ノートー「梅の雄蘂」「柳は緑花は紅」「秋思ふ春」 「冬近し」ノート 「滑り岩」私考 梶井基次郎 「冬の蠅」覚書 「桜の樹の下には」論 宇野千代と伊豆・湯ヶ島 三好達治の湯ヶ島 2 鉄道唱歌の伊豆 太宰治「老ハイデルベルヒ」ノート 尾崎士郎ー湯ヶ島・伊東 青山二郎の「眼」 井上靖 井上靖と湯ヶ島 『あすなろ物語』覚書 『あすなろ物語』寸感 『しろばんば』ノート 『夏草冬濤』十三章ー西伊豆の旅 大江健三郎ー伊豆高原の別荘 吉本ばななー西伊豆の海 湯ヶ島の桜ー若山牧水と梶井基次郎の文学 白壁荘をめぐる文人たちー木下順二、井上靖ほか 3 伊豆文学の小径 1「伊豆物語」 藤原審爾 2『ある青春』『加田伶太郎全集』他 福永武彦 3「湯の町」他 白柳秀湖 4「伊豆絵詞」 小杉未醒 5写生旅行 小林 鐘吉・石井柏亭 6紀行と俳句 荻原井泉水 7旅行作家・松川二郎の著作 8鉄道省『豆相温泉めぐり』 9田山花袋編『新撰名勝地誌 第二 東海 道西部』 10岩野泡鳴「空気銃」他 伊豆文学の栞 1「忠僕」 池谷信三郎 2「浴泉秘抄」 川路柳虹 3「伊豆半島」-『一日の行楽』より 田山花袋 4「南伊豆より」 田山花袋 5犀星俳句集 室生犀星 6「熱海の二十六夜待」 中村秋香 7「下田港」 佐藤惣之助 後 記 初出一覧
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