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精神医学 2025年11月号 健康生成の考え方とサルトグラフィー精神医学・医療を補完する新しいアプローチ[雑誌] (医学書院) の書影

精神医学 2025年11月号 健康生成の考え方とサルトグラフィー精神医学・医療を補完する新しいアプローチ[雑誌]

著者情報なし · 医学書院

発売: 2025年11月18日
内容紹介

アントノフスキーが提唱した健康生成論の傘下には,さまざまな概念が含まれている。<略>例えば,レジリエンスとはいわゆる回復力や自己治癒力の意味であることを知っていたとしても,このレジリエンス概念を,一体どうやって臨床の場面に応用したらよいのか,わからないという人も少なくないのではなかろうか。そうした「健康生成の考え方ってどういうものか?」「レジリエンスの臨床応用ってどうすればよいのか?」などの疑問に答えるために,本特集を企画した。<略>さて,サルトグラフィは新しい分野であるため,少しだけ補足する。サルトグラフィという言葉は,saluto-(健康の)graphy(記録法)を意味する造語であり,英語では「サリュート」と発音するのが正確なのかもしれないが,ラテン語で「サルト」としている。具体的にサルトグラフィは,旧来の病跡学(パトグラフィ)が傑出した人物を対象として伝記や評伝,作品,残された日記や手紙などの資料を手がかりとして精神科診断を試みるものであったのと対比され,たとえ同じ対象を扱うにしても,診断や精神病理・精神力動の解明よりも〈どのように健康が影響して創造的な活動が行われたのか?〉ということに注目する新しいアプローチである。わかりやすく言うと,サルトグラフィは,対象となる人物に対して,健康生成の考え方を応用し,いかにしてそのような言動がなされたのか,いかにして創造性が発揮されたのか,などについてのポジティブな意味を探索するものである。世界各国では,とりわけ英国を中心として,精神医学・精神医療モデルの補完,ひいては代替として,PTMフレームワークなどの新しいメンタルヘルス・サービスモデルが提出されている。すなわち,精神医学・精神医療の裾野を広げるため,利用者たちが抱えるメンタルヘルスの課題を直ちに医療化(例えば,診断による病名のラベリング,ガイドラインに沿った薬物療法の開始など)してしまうのではなく,健康生成の考え方を用いて語りなおすという新たな枠組み(フレームワーク)による臨床実践がスタートしているのである。本特集の各論文から「健康生成の考え方とサルトグラフィ」のエッセンスを学び知ることによって,21世紀の精神医学・精神医療が置かれている新局面の一端について考える機会になればと願っている。(「特集にあたって」より)

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