別冊医学のあゆみ 健康危機への備えと対応 2026年[雑誌]
著者情報なし · 医歯薬出版
●2020年のCOVID-19パンデミックや2024年の能登半島地震などは記憶に新しい。突発的災害による健康危機への対応は喫緊の社会課題である。同時に、薬剤耐性がもたらすサイレントパンデミックや人口減少社会における社会保障費や医療費の財源逼迫も、静かに進行する重大な健康危機といえる。 ●これら多様な健康危機に体系的に対処するには、医学領域のみならず、防災学や経済学、社会心理学など多分野との協働が不可欠となる。さらに、個人のセルフケア能力や地域社会レジリエンスの向上も重要であり、これらの統合的アプローチが安心・安寧の社会を構築する鍵となる。 ●本特集では、健康危機管理に関わる多領域の専門職が集結し、社会システムの理想的なあり方や今後の対策を提言する。また、最新の研究成果や実践活動を報告するとともに、過去の危機から得られた教訓、技術・制度における課題と展望を多角的に紹介する。 【目次】 感染制御・救急災害医療など危機管理の視点から 1.感染制御と臨床検査の観点からみたCOVID-19パンデミックと健康危機管理の課題 2.救急・災害医療から健康危機管理へ 3.医療安全管理と災害・健康危機リスク管理の連続性 4.健康危機における医療管理─医療専門職人材の機能限定性に着目して 5.感染症危機管理─感染症対策を超えて 基礎医学の視点から 6.ヒト病原性ウイルス研究から考える次のパンデミックへの対策 7.わが国における新規ワクチン開発のためのヒト免疫モニタリングシステム構築の重要性 8.劇症化する細菌感染症 社会と健康の視点から 9.健康危機におけるリスクコミュニケーション 10.健康危機管理への予防医療学的なアプローチ─AEDを活用した危機管理体制の構築とPHRによる救急災害医療DXへの展望 11.パンデミックに備える急性期,回復期,維持期リハビリテーションシステムの構築 12.健康危機に対する地域保健と公衆衛生看護 13.危機時の“健康の社会的決定要因” 災害対応・防災の視点から 14.災害医療支援活動 15.甚大な健康危機に対するグローバルな備えと対応 16.総合的な危機管理 17.災害時の保健医療福祉に関する政策研究の動向と人材育成 社会・経済・制度政策の視点から 18.健康危機に向けたわが国の政策 19.健康危機への対応と法治主義 20.文化的デフォルトとパンデミック対応 21.日本の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が消費行動へ与えた真の影響 22.ヘルスセキュリティと健康医療介護の社会システム
価格・在庫は表示時点のものです。最新情報は各販売元にてご確認ください。