天湖 新版
石牟礼 道子 · 浮舟社
内容紹介
ダムに沈んだ村を舞台に、『苦海浄土』の著者がおくる傑作長編小説。 石牟礼道子生誕百年にあわせ、待望の復刊。 「言葉とともに水底へ深く身を浸し、死者たちの声を聞く文学。」 ーー多和田葉子氏 推薦! 解説:榎本 空 ==== 「水は記憶だった。」 盆の十六夜。一人の青年が、東京から南九州山奥のダム湖を訪れた。祖父の遺言にしたがい、湖底に沈んだ故郷「天底村」へ遺灰を撒くのだった。そこで偶然めぐりあった親娘、そして巫女の死に繰りよせられ、村の「盆の弔い」に同席する。失われかけた歌と儀式とともに、ダムの底から夢幻の記憶が、今、蘇るーー。 彼岸と此岸を繋ぎ、森羅万象を謳う生への賛歌。後期石牟礼文学の境地。 第一章 鳥のゆくのは 第二章 沖の宮 第三章 月影の橋 第四章 水鏡 第五章 秘歌 第六章 花 微妙 解説(榎本 空)
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