ターナー
ミヒャエル・ボッケミュール · 青幻舎
印象派前夜、風景画を確立した「光の画家」 入門書であり、専門書でもある。 ドイツのアート系出版社TASCHENが1985年にスタートしたNew Basic Art Seriesは、専門的でありながらわかりやすい解説と美しい図版がコンパクトにまとまっていて、それぞれの作家への理解が一気に深まる人気シリーズです。簡潔でコンパクトな画家入門書として200タイトルを数え、20カ国語以上で翻訳展開。日本語版第二弾として『ルノワール』『ベーコン』を同時刊行。 「この魅力的な小型の書籍シリーズは、洗練された造本と卓越した図版、知的な文章を特徴としている。各巻が、ファストフード的手軽さと高カロリーな情報で、それぞれのテーマについて時や場を選ばず楽しませてくれる」 ーー『ニューヨーク・タイムズ』紙 60年間にわたり主に風景画を描き続けた19世紀イギリスを代表する画家、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)。国内外を精力的に旅し、各地で体験した自然の猛威や美しい光、そして左産業革命の兆しまでを圧倒的な躍動感をもって捉え、描いた。嵐を体感するために船の帆柱に身体を縛り付けさせた、というエピソードが示す通り、体験と体感を重んじた画家でもあった。長い画業の間に、初期のクラシックな描写から、晩年には輪郭線が消え去り、光や蒸気、さらには色彩そのものが画面に溶け出すような抽象画へと変化していったターナーの作品は、のちにクロード・モネをはじめとするフランス抽象画家たちにも絶大な影響を与えている。本書では、テート・ブリテンのコレクションよりおよそ60点を掲載。
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