京都を学ぶ【洛中編】
京都学研究会 · ナカニシヤ出版
“平安京”から“京都”へ。都市としての京都の発展を歴史的・地理的に掘り下げる ●平安京の大路・小路から京都の街路へ ●院政期の洛中・洛外開発 ●平安京内の寺院と仏堂 ●豊臣秀吉が造った「御土居」の構造 ●鳥から見た洛中の生物多様性 など 本書で取り上げた「洛中」との呼称は、平安京の左京と右京が、唐の東の都の洛陽と、西の都の長安に譬えられたことに端を発する。右京が衰微し、左京が市街の中心となったことから、中世には京都を洛中と呼ぶことが多くなった。洛中の呼称が定着するに伴って、その郊外を洛外と呼ぶことも増え、一六世紀前半ごろからのいくつもの洛中洛外図のように、洛中洛外が一体として捉えられることもあった。【本文からの引用】 ●著者紹介 金田 章裕 京都府立京都学・歴彩館館長、京都大学名誉教授。専門は歴史地理学。 今村 凌 (公財)古代学協会客員研究員。専門は日本古代史。 美川 圭 立命館大学文学部特任教授。専門は日本中世史。 山田 邦和 同志社女子大学特任教授、(公財)古代学協会副理事長。専門は考古学・文化史学。 松吉 祐希 (公財)京都市埋蔵文化財研究所調査主任。専門は考古学。 山村 亜希 京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は歴史地理学。 藤本 仁文 京都府立大学文学部歴史学科教授。専門は日本近世史。 田坪 賢人 京都府立京都学・歴彩館京都学推進課、大阪公立大学大学院文学研究科人文学学際研究センター研究員。専門は日本近世史。 中西 大輔 京都美術工芸大学建築学部講師。専門は日本建築史。 田中 聡 立命館大学文学部教授。専門は日本古代史、近代史学史。 福井 亘 京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授、大手前大学史学研究所客員研究員。専門は緑地計画学、景観生態学。 杉本 弘幸 京都府立京都学・歴彩館京都学推進課、京都芸術大学大学院芸術研究科特任准教授。専門は日本近現代史。 はじめに 洛中編概略図 1 平安京の街路・物流 平安京の大路・小路から京都の街路へ (金田章裕) 人とモノの動きからみる平安京 (今村 凌) 院政期の洛中・洛外開発から内乱へ (美川 圭) 2 洛中の御土居と堀 平安京内の寺院と仏堂 (山田邦和) 洛中を囲う、御土居 (松吉祐希) コラム1 御土居と障子堀 (松吉祐希) 3 京の開発・町・大工 近世内野の開発と西の寺町 (山村亜希) 近世京都における町人の自治 (藤本仁文) コラム2 近世洛中洛外の大工集団 (田坪賢人) コラム3 江戸時代京都の大工賃金 (中西大輔) 鋳物師の町・釜座町の変貌 (田中 聡) コラム4 三条釜座鋳物師の出作 (田中 聡) 4 現代京都の生物と碑建設 鳥から見た洛中の生物多様性 (福井 亘) コラム5 平安京の記憶と記録ー「大極殿遺址碑」の建設過程ー (杉本弘幸) 執筆者紹介 あとがき
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