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この不確かな世界をどう見るか ターナーの描いた「風景」 / 富岡 進一 (岩波書店) の書影

この不確かな世界をどう見るか ターナーの描いた「風景」

富岡 進一 · 岩波書店

発売: 2026年10月22日 新書 ジャンル: その他 シリーズ: 岩波ジュニア新書 1019
内容紹介

産業革命の真っただ中を生きたイギリスの画家、ウィリアム・ターナー。「自然の全体系を完全に写しとったただひとりの人間」とも評された彼は、急激に変わりゆく世界に何を見てとったのか。ターナーの描く風景を丁寧に読み解き、そこに見られる世界観に、今この時代を生きるヒントを探す。[カラー口絵、14ページ]  はじめに  本書に登場するイギリスの地名の位置 第1章 風景画とは何か  自然と風景  風景画と世界観  「美しい風景」とは何か  風景画は世界理解の装置 第2章 絵画は世界を明らかにする  「すぐれた絵」とは何か  リンゴの絵を見て、夕食の献立に想いを馳せる……  「絵を見る」と「絵を読む」  絵を読む方法ーーイコノロジー(図像解釈学)  イコノロジーの実践ーー《カンバーランド州のコールダー・ブリッジ》 第3章 ターナーが見た世界1--産業革命の光と闇  交通革命ーー《雨、蒸気、速度ーーグレイト・ウエスタン鉄道》  太陽の沈まない大英帝国ーー《トラファルガーの戦い、一八〇五年一〇月二一日》  ブルジョワジーの台頭と長時間労働ーー《月明かりのもとで石炭を積みこむキールマンたち》  捕鯨産業ーー《捕鯨船員たち》  環境破壊と人新世ーー《リーズ》  奴隷制ーー《奴隷船》 第4章 ターナーが見た世界2--強すぎる光・渦・未完成  花のない世界ーー《チャイルド・ハロルドの巡礼ーーイタリア》  世界の偶然性ーー《グリゾンの雪崩》  光が世界を隠すーー《湖に沈む夕陽》《レグルス》  渦巻く世界ーー《吹雪》  未完成という完成ーー《ノラム城、日の出》  世界の始原としての混沌(カオス)--《議事堂の火災、一八三四年一〇月一六日》 第5章 この不確かな世界とどうかかわるか  芸術と世界ーー《解体されるために最後の停泊地に曳かれていく戦艦テメレール号、一八三八年》  芸術と自分ーー《風下側の海辺にいる漁師たち、時化模様》  見え方そのものを問いなおすーー《三つの海景》  自分自身の世界の見方をつかむーー《カルタゴを建設するディドーーあるいはカルタゴ帝国の勃興》  「ありのまま」の世界を見る  ターナーがいまの私たちに教えてくれること  ターナー年譜  本書で取り上げたターナーの作品一覧  あとがき

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紙版
ISBN 9784005010196
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